『正直さに勝る青二才の知恵はない』
泣ける2ちゃんねる(2) 進化しすぎた脳 (ブル-バックス) ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書) ミノタウロス 99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
<< 誰も知らない : main : オン・ザ・ボーダー >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- : - : - : スポンサードリンク :
「いいクルマ」の条件
モータージャーナリストの不甲斐なさ


辛口で知られるモータージャーナリストの三本和彦氏が書いたまっとうな「車選びの本」。バブル期を経てようやく日本人は車の正しい選び方がわかってきたという。そういえば,就職したとたんにBMWやソアラを乗り回し,給料の大半が車のローンなんていう奴らもいた。車雑誌は飛ぶように売れ,3年ごとに買い換えるから,下取りがどうのこうのという話もあたりまえのようにされていた。

少しはこういう奴らも残っているだろうが,最近の若者は総じて堅実だ。ブランド志向はほぼセレブな奥様と共に去り,ユニクロブームによって安くても身の丈にあった生活感が浸透してきたような気がする。彼らが買うのは中古車だったり,新車でもヴィッツだったり,フィット,bbというところが多い。この傾向を三本氏は「ようやく車が生活日常品になってきた」と書いている。生活にあった車が最適というわけだ。

まあここまではいい。徳大寺氏が個人的な趣味で書いている車選びよりは相当ましな視点だ。しかし最後の最後,いかにモータージャーナリストというのは単なる機械好きであって,走らせる道路までは気にしていないんだなあということがわかってしまう。
・通行料金の値上げを繰り返しながら高速道路を造り続けるのは無理な話だ。
・道路を造りつづけるためには,ガソリンや軽油に1円程度上乗せすればいいし,それぐらいなら誰も文句はいわないはずだ。

40兆円もの負債を抱える道路公団にぶら下がって莫大な利益を得ているファミリー企業。そこに天下る役人(国交省→公団→ファミリー企業)に何度も払う退職金の利権構造。さらには,道路特定財源に群がるゼネコンや族議員。この人にとってそんなことはお構いなしらしい。

道路公団民営化に関わってきた猪瀬直樹はこう言っている。
民営化委員会を傍聴に来たクルマ雑誌は、ただの一誌もなかった。トヨタがあれほどの業績を上げている一方で、道路公団はなぜあれほどひどいのか。そこに問題意識を感じないでクルマの記事書いているなら、ジャーナリストじゃないよ。チョロQ好きの集まりみたいなもんだ。

書名:「いいクルマの条件」
筆者:三本和彦
出版:NHK新書(生活人新書)
価格:693円
ページ:202ページ
発行:2004年11月
- : comments(0) : trackbacks(0) : 樹 直水 :
スポンサーサイト
- : - : - : スポンサードリンク :
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://ifinder.jugem.cc/trackback/192
トラックバック